主催 | 公益社団法人計測自動制御学会 システム情報部門 |
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企画 | 計測自動制御学会 システム・情報部門 自律分散システム部会,知能工学部会,システム工学部会 |
協賛 | ロボット系若手研究者交流会『ヒューロビント研究専門委員会』,東北大学加齢医学研究所,科学研究費補助金 特別推進研究「神経ダイナミクスから社会的相互作用へ至る過程の理解と構築による構成的発達科学」,科学研究費補助金・新学術領域「脳内身体表現の変容機構の理解と制御」,身体性認知科学と実世界応用に関する若手研究会(ECSRA),関西ロボット系若手研究者ネットワーク(関ロボ),一般社団法人日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門,一般社団法人日本ロボット学会,公益社団法人精密工学会(依頼中を含む) |
第20回創発システム・シンポジウムは実行委員各位・講師各位・参加者各位のご協力を得て,盛会のうちに終了いたしました.また来年,第21回創発システム・シンポジウムでお会いしましょう.
ポスター講演のうち,下記2件の優れた講演を表彰いたしました.
最優秀講演賞 | P13 | 太田玲央 |
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Support Vector Machineを用いたパーキンソン病における歩行リズム分析に基づく運動症状の分類 | ||
優秀講演賞 | P11 | 志垣俊介 |
昆虫羽ばたき時の筋肉活動電位を用いた行動弁別 |
創発現象とは,生命活動や社会現象のように,局所的な相互作用が大域的な秩序関係を生成し,新たな機能を生み出すことを称します.本シンポジウムは,創発現象をシステム工学的視点で捉え,研究成果を発表するのみならず,若手・異分野からの参画者と最新の情報を共有しあう「夏の学校」としての機能を果たしてまいりました.平成26年度で20回目の開催となります.
具体的には,成果発表の場として「ポスター講演会」を,研究動向や技能向上の機会として「ワークショップ」をそれぞれ用意し,制御システム・社会福祉・生命現象・市場経済といった現実を見据えた創発システム研究の場を提供します.
参加者全員が会場にて宿泊することを前提とし,学術的話題のみならず異分野との交流を広める機会としても大きな成果が期待できます.
快適な諏訪の地で,晩夏のひとときを熱く過ごしましょう!
*昨年の様子はこちら.
開催日 | : | 平成26年8月31日(日)〜9月2日(火) |
会 場 | : | 諏訪東京理科大学(長野県茅野市豊平5000−1) |
交通のご案内はこちら |
プログラムはこちらをご覧ください.
当日の受付場所・ご参集場所はこちらです.
諏訪東京理科大学構内における開催場所をこちらでご確認下さい.
本シンポジウムでは,2泊3日の合宿形式を基本としております(宿泊先:諏訪東京理科大学セミナーハウス).中途参加をご希望の方は,実行委員会までお問い合わせ下さい.
創発システム研究で数多くの業績を上げてこられた,東京大学教授・太田順先生の基調講演を開講いたします.
題目「創発システム,移動知,そして身体性システムへ」
参加いただく皆様の研究について,幅広くポスター講演を募集いたします.整った研究成果だけでなく,実験・調査報告,研究アイデア,研究動向調査なども広く歓迎いたします.ぜひ新たな創発への発信をお願いいたします.
講演ポスター一覧はこちらでご確認下さい.
創発夏の学校では,講義を聞くだけではなく実際に手を動かし,創発を体験するワークショップを実施いたします.本年度は下記4件のテーマについて,若手の有力講師をお招きして開催いたします.
WS1 | 言語はいかにして生まれ変容するか? | 石川将人 先生(大阪大学) |
世界中の人々が操る「言語」は,その豊かな多様性の一方で,きわめて物理現象に近い普遍性や共通性を持っています.本WSでは,人間が「限られた情報処理能力とコミュニケーション能力」という制約下に置かれたときに,どのような言語すなわち文法システムが生まれるかを実際に体験し,その背後にある言語の生成メカニズムを探る試みをしてみたいと思います. | ||
WS2 | 人との創発:創造的な会話を支援する | 大武美保子 先生(千葉大学) |
会話による人と人との相互作用は、典型的な創発現象となりえます。たとえば、複数の人が考えを持ち寄って話し合うと、それぞれの考えの単純な足し合わせを超えた、一人では考え付かない新しい考えが生み出される可能性があります。この他、落ち込んでいた人が笑いの多い会話に参加することで元気が出たり、新しい考えに触れて、お互いに今まで気づかなかったことに気づけるようになったりすることもあるでしょう。 本ワークショップでは、人と人との会話を支援するシステムを体験し、人と対話するシステムのシナリオを作ります。その上で、創造的な会話を支援するシステムについて考察し、試作します。 [参加者に用意いただくもの]
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WS3 | 生命現象理解のための生体機械融合システム | 峯岸 諒 先生(東京工業大学) |
生体機械融合システムとは、環境中で適応的に振る舞う生物の仕組みを理解するために、機能や構造の一部を機械と置き換えるアプローチです。本ワークショップでは、その入門として、実験動物の行動・構造の観察、生体信号の計測(計測装置・手法の理解、データの処理)を通じて、行動の理解から再構成について考えていただきます。 | ||
WS4 | アイディアを形にするデジタルファブリケーションの実践 | 市川純章 先生(諏訪東京理科大学) |
レーザーカッター、3Dプリンター等のデジタル工作機械、組み込みコンピュータの使い勝手が向上し、デジタルファブリケーションの時代といわれている。これらのツールを駆使し、自前でオリジナルの本体、センサー、モーター、通信機能をもつシステムをつくる方法をレクチャーする。実際にアイディアを出し合い、それを形にしてみよう。 |
ご参加いただくワークショップはこちらでご確認下さい.
参加区分 | 参加費 |
会員 | 35,000円 |
一般 | 35,000円 |
学生会員 | 30,000円 |
一般学生 | 30,000円 |
全てに2泊分の宿泊費が含まれます.本シンポジウムでは,2泊3日の合宿形式を基本としております(宿泊先:諏訪東京理科大学セミナーハウス).中途参加をご希望の方は,実行委員会までお問い合わせ下さい.
参加登録のお申込みに際しましては,ワークショップご希望の順位についてあらかじめご検討いただきますようお願いいたします.
実行委員長 | : | 倉林大輔(自律分散システム部会・東京工業大学) |
副実行委員長(会場担当) | : | 市川純章(諏訪東京理科大学) | 副実行委員長(運営担当) | : | 稲垣伸吉(名古屋大学) | 幹事 | : | 藤澤隆介(八戸工業大学) |
委員 | : | 澁谷長史(知能工学部会・筑波大学) 濱田直希(システム工学部会・富士通研究所) |
実行委員長 倉林大輔 dkura0@gmail.com